草木奇品家雅見 巻之上(天之巻)
(この章の更新日2009.12.23)
我が家からは祖父の代に千駄ヶ谷葵橋の居宅で戦災で失われてた「草木奇品家雅見」のうち、「巻之下(人之巻)」は先に(平成20年1月4日)福島県会津若松市の勉強堂書店から入手いたしましたが、このたび(平成21年11月19日)、神田神保町のふくべ書房様にご協力いただいて、「天・地・人」の三巻が揃いました。
今回架蔵したものは、封面(見返り扉)に破れがあり、巻之下には大きな虫損があります。
この点は残念ではありますが、これからPDFファイルで随時公開してまいります。
載せずもがなの駄文を付け足しますが、一応著作権のことを考えてのものとご了承ください。
また、著作権の保護とあわせて、「草木奇品家雅見」が今後も文政期の斑入り花木文化の隆盛を未来に伝える古書として、古書市場で適正な評価が保たれることを願って、PDFファイルにはセキュリティを施してあります。
魁星印あり
序文は大岡雲峰
「金太、種樹(植木)を業とし、巧みに枯山水を作る。且つ、草木の奇品を愛し、性頗る雅志有。」
「駱駝(らくだ)」とあるが、中国で植木屋を指す。
序文の書家は、「向陵」。幕臣で儒者・書家の多賀谷瑛之(尾張生)
こちらの序文は、菊池五山
菊池五山は讃岐藩の儒家の生まれで漢詩人、画家の谷文晁、書の亀田鵬斎とともに芸苑の三絶と称される。
「種樹繁亭金太・・・・・その図は奇草珍花の伝神写生」
「彼方の士、後世の人、必ずこの書を得て、以って多くの知識を資する者あれば披翫(十分に鑑賞)出来る一冊となろう。」
「種樹家(園芸家)」
出典 「草木奇品家雅見」 文政10年(1827年) 増田繁亭金太 著 架蔵本
参考文献 「「草木奇品家雅見」解説」 昭和51年(1976年) 青青堂出版(復刻版「草木奇品家雅見」附)
監修者 岩佐亮二 執筆者 塚本洋太郎、前島康彦、笠原基知治、横井政人、広瀬嘉道、芦田潔
執筆協力者 大河内定彦、岡村はた、加藤要、加藤光次郎、根岸八郎、藤岡昇、山田義孝、脇坂誠、渡辺宏欣
「思文閣 美術人名辞典」 http://www.shibunkaku.co.jp/biography/
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